忘れ去られた滝 続き
2019年 07月 18日
*前回の続きです。
人の踏み跡や、昔あったであろう滝への道の入り口を探すがやはり無い。
とりあえず堰堤を巻いて越すと、すぐにゴルジュになっており、さっそく行き止まりに。
沢を登れない事もなさそうだが、だいぶ濡れてしまいそうだ・・
「どこかに高巻きする道があったはず」と周りを探すと張られたロープを発見。
「おーここに道が付いてたのか」
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ロープは長年使われない間に苔に覆われていたが、意外としっかりしていた。
滑るけど・・
とりあえず道だったであろう形跡を見つけ進む。
今では完全に獣道になっており、他の幾つもある獣道と交差したりと迷いやすい。
しかも険しく危険・・この時点で沢靴で来たのを後悔。ロープも持ってきていない・・
足を滑らしたらタダじゃ済まない・・
道を見失ったら沢を詰めたり、沢を越せなかったら高巻きしたりしながら進んで行くと次の滝を発見。
今度も朽ちた看板があり「小太郎滝」とある。
どうやら2番目にあるはずの「小天狗の滝」には気付けなかったらしい。
更に登って行く。
湧き水がそこら中から出ているので、水分補給には事欠かない。
水の宝庫だ。
あと山菜のミズナがやたらと群生していた。
茎を叩いてトロロにすると美味い。
秋が食べ頃だからまた採りに来よう。
素晴らしい渓相を眺めながら登って行く。
しばらく歩くと目の前が切れ落ちていて、これ以上進めない。
しかし谷向こうを良く見てみると、ハシゴを発見。
「あんな所に・・仕方ない、戻って沢に降りるか・・・」
どうやら滝巡りの道だと思っていたのはただの獣道だったらしい。
ハシゴの近くまで来てみるが・・
とてもじゃないが登る気などしない(笑)
なんかひん曲がってるし絶対危険。
高巻きしドンドン登って行く。
そして第5の滝「乙女天狗の滝」にたどり着く。
谷が深く近づけないが、とても綺麗な滝だ。
ずっと高度感がある場所が続き、冷や汗をかきながら慎重になり進む。
そして「義経の滝」を見つける。
これはかなり立派な滝だ。
下から眺めて見たいが、とてもロープが無ければ降れない。
ちなみにこの滝は本流にある滝では無い。
この辺りからは尾根筋に取り付きひたすら登って行く。
道は分かりにくいが、たまにあるロープを目印に登って行く・・
しばらく行くと尾根道が崩れていた・・
両サイドは切れ落ちているので、かなり慎重に進まなくては・・
ロープも打ってあるが届かない・・というか、こんなロープに体重は掛けれない。
嫌な所をクリアし、やっと広くなっていて休める所に出た。
しばらく休憩。
GPSで現在地を確認する。
結果残り2つの滝を残し、今回の滝巡りは終了。
まぁ残念だが楽しみは次に取っておこう。
それと車は2台で来て大河原峠近くに1台置いておけば下らずに済むので、次は誰かと一緒に来たい。
ロープは必須。出来ればヘルメットも。
靴も登山靴のが良さそうだ。
ちなみに沢には魚影はありませんでした。
*危険です。
行かれる方は自己責任で。
by sanyahoukou
| 2019-07-18 11:00
| 登山
|
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