忘れ去られた滝
2019年 07月 17日
大河原峠(2093m)の直下には忘れ去られた滝がある。
というのも峠のすぐ下の道沿い、山の中にこんな看板が。
普通に車で走っていては分からない。
それにしても、なんて適当な看板なんだ(笑)
もちろん滝に続きそうな道など今はどこにも無い。
前々から気にはなっていたが全く情報が無い為、行く事は無かった。
しかし、山に詳しい地元の年配の方に滝の事を聞いたら「確か30年位前は行けた。見事な滝だったよ。」との事。
「これは大河原峠で店をやっている身としても行ってみたい」と思いようやく先日行ってきました。
しかしこれが滝巡りなんていう軽いもんじゃ無かった・・
滝の場所は目星が付いている。
大河原峠直下から望月方面に流れる春日渓谷の本当の最上流部だ。
大河原峠のすぐ下から入山し降って行くのはどうも危険と判断し、今は廃道となっている鹿曲林道を目当ての沢とぶつかるまで歩いてそこから登って行く事にした。
装備は足まわりだけ沢靴に登山の格好、もちろんザックにはあわよくばと釣竿も忍ばせている。
目指す滝はあの雲の辺り。
ボロボロに崩れた林道を進む。
天気は曇り。
何度も歩いている道だが相変わらず酷い有様だ。
林道の途中にはこんな滝も。
冬はここでアイスクライムをしている人もいる。
バブル期に下の春日温泉から大河原峠近くまで観光用に開発した林道らしいが・・今や廃墟と化した別荘やホテルなんかも近くには沢山ある。
最初からこんな道など作らずにそのままの自然を残しておけば、もっと魅力的な山域だったろうに。
自然を売りにする為に自然を壊す。
まさに本末転倒。
ようやく目的の入山ポイントである沢に到着。
ここから沢沿いに登って行くつもりだ。
さて、いよいよ滝巡りのはじまり。
*長いので2回に分けて記事にします。
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by sanyahoukou
| 2019-07-17 07:08
| 登山
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